ジビエ

美味しくて栄養価も理想的な
「キジ肉」

日本の国鳥でありながら狩猟対象になっているキジ。その理由の一つに肉が美味ということが含まれています。特に高知県産キジ肉は、肉質が柔らかくて旨みが強いと評判。これは自然豊かな環境下での飼育によって、ストレスなく育っているせいからかもしれません。キジ肉のもう一つの魅力は栄養価が理想的であること。高タンパク質・低脂肪でローカロリー。さらに、リンやカリウムといったミネラル分も豊富です。

料理にするならキジ鍋がおススメ！醤油、みりん、酒などで作ったスープでまずは野菜などから火を通して、キジ肉は最後に入れるのがポイント。キジ肉は長く煮すぎると硬くなってしまいます。肉の旨みがしみ出たスープも絶品なので、鍋の後はご飯や卵を入れて雑炊をどうぞ。

煮込めば煮込むほど美味な
「イノシシ肉」

肉の食感が鯨肉に似ていることから「山鯨（やまくじら）」とも呼ばれるイノシシ肉。近年は山から下りてきて田畑を荒らすなど困った一面もありますが、その肉が持つ深い旨みは多くの食通から愛されています。皮の部分にはコラーゲンが含まれていますので、女性にもおススメの食材です。

食べる際にはよく煮込むのがポイント。豚肉とは違い、イノシシ肉は煮込めば煮込むほど柔らかくなります。煮込む過程で出てくるアクをこまめに除けば、イノシシ特有の臭みも消え、旨みをより一層楽しむことができます。鍋や煮込み料理でご賞味ください。

注目の新・地場産品「シカ肉」

近年、高知ではシカの極端な増加による農作物や自然環境への被害が急増。そこでシカを捕獲し、さらにその命を無駄にしないためにシカ肉を地場産品にしようとする動きが広がっています。海外では高級食材としても愛されているシカ肉は、高タンパク質＆低カロリーで、ビタミンB群や鉄分が豊富。臭みもほとんどないので、和洋中、あらゆる料理にアレンジしやすいお肉です。調理前に大きい筋を取り除いて、包丁の背で叩いておくと、肉質は柔らかくなるのでぜひお試しを。

先ごろ高知県内で開催されたご当地グルメ大会で、シカ肉ソーセージを使ったホットドッグが人気ナンバーワンを獲得。シカ肉の串焼きやシカ肉ジャーキーなど、シカ肉グルメも続々誕生しています。