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濃厚な甘さと爽やかな酸味の調和した贅沢果実 土佐文旦(ぶんたん)

土佐文旦イメージ

●旬の時期 / 10月~12月(ハウス栽培)、1月~4月(露地栽培)
●主な産地 / 土佐市、宿毛市、香南市

高知の果物の王様「文旦」

目を見張るほど大きな果実。お日様のようなあたたかな色合い。ほのかに漂う独特のさわやかな香り。一粒食べると、 プリプリっとした小さな実がはじけて、果汁がジュワーッと口いっぱいに広がります。全国一の出荷量を誇る土佐の文旦。 高知を代表する果物で、露地栽培とハウス栽培の「土佐文旦」と、ハウス栽培で糖度が高く上品な甘さの「水晶文旦」とがあります。冬の高知の暖かい日差しに育まれ、一粒一粒がまるで宝石のような輝きを放っています。高知では秋の「水晶文旦」から始まり、春の露地物の「土佐文旦」の時期まで、青果店などに並びます。家庭用として、贈り物用として親しまれている果物です。

美味しさの秘密

文旦の優しい美味しさは、ハチミツの成分と同じ果糖の甘味によるもの。自然で上品な甘さが感じられます。また大きさによっても味が変わるのです。大玉ほどあっさりとして、小玉は味が濃くなり甘味や酸味を強く感じる傾向があり、大きさによって食べ比べをしてみるのも面白いかもしれません。そして、美味しいだけではありません。ビタミンCやビタミンP、ミネラルが多く含まれています。他にも、ギャバ、オーラプテン、カリウムなどの成分も含まれています。

「土佐文旦」の歩み

文旦は「さぼん」「ぼんたん」などさまざま名前で呼ばれています。 原産はマレー半島からインドネシアと言われていますが、正確なことは分かっていません。日本には江戸時代に南方から果実(種子)で持ちこまれ、実生から独特の品種が生じたそうです。主に東南アジア・中国南部・台湾・日本で栽培されていて、日本で現在栽培されている文旦は約15種類前後と言われています。その一つが「土佐文旦」です。 記録によると「土佐文旦」の原木は昭和4年に設置された、高知県農事試験場園芸部(現在の農業技術センター果樹試験場) の玄関に一樹あったそうです。この原木から増殖した苗木が昭和18年、土佐市の農家に植えられました。土佐市は「土佐文旦」発祥の地であり、また日本一の産地でもあるのです。

【文旦の上手な剥き方】

皮はとても苦いので皮を全部剥いた後、手をしっかり洗ってから食べましょう。

【手順❶】

頭と尻の部分を切り落とし、皮に縦線を入れ、中身(房)を取り出します。

【手順❷】

房の上(芯)を切ります。

【手順❸】

薄皮を剥くと瑞々しい文旦の果実が出てきます。

【手順❹】

薄皮を縦にそっと剥がすと、綺麗に果肉のみが残ります。

文旦のちょっと変わった食べ方

● 文旦のマーマレード
皮は下茹でし、果肉は果汁にして、グラニュー糖、レモン汁、水を加えて煮詰めると出来上がり。土佐文旦の皮は非常に厚いため、上質なマーマレードができます。

● 文旦羊羹
水晶文旦の実を剥いておき、粉寒天を溶かして作った羊羹に固まる前に入れます。皮もスライスして綺麗に並べれば、涼しげな印象になります。冷蔵庫で冷やして爽やかな食感を楽しみましょう。

● 文旦のサラダ
あらかじめ剥いておいた実を、ハムや千切りにした大根と共に塩で和えたさっぱりサラダもオススメです。レタスやキャベツ、わかめなど、いろんな具材と合います。

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