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最後の清流、四万十育ちの極上品 川海老(テナガエビ)

川海老(テナガエビ)イメージ

●旬の時期 / 6月~9月
●主な産地 / 四万十市、土佐市

豊かな風土が生み出した川の幸

高知の清流が育んだ川の恵み「川海老」。四万十川、仁淀川などで春から夏にかけて漁獲されます。雄のハサミが体長を超えるほど長いので「手長エビ」という名前が付けられています。どんなに頑張っても一日1キロも採れない貴重品。それでも、昔ながらの漁法にこだわり、自然と向き合い、こだわっています。から揚げや煮物にしていただくと、一噛みごとに、美しい情景が浮かぶような滋味あふれる味わい。豊かな風土が生み出した川の幸を、川漁師の伝統の技で捕り、自然の営みに感謝しつつ噛みしめる。土佐の昔ながらの食文化です。

四万十川は川海老の宝庫

四万十川の川海老は、テナガエビ・ヒラテ(ヤマト)テナガエビ・ミナミテナガエビの3種類です。体長は9センチほど。カルシウムやタンパク質も豊富で栄養満点です。四万十川の川海老は、その大きさとプリプリとした食感、香ばしさで人気です。
川海老の素材そのままの味を楽しむには、塩茹でか唐揚げにしていただくのがベストです。成長しすぎたものは殻が固くなるので、小ぶりのものが好まれます。緑褐色の海老は揚げると美しい紅色に変身します。プリプリした食感をお楽しみください。小さな体に詰まった香ばしさと川の香りに感動必至。頭も殻も食べられ、カルシウムも満点です。旬の野菜と一緒に煮付けにして食べることも。意外にも身が詰まっていて、噛むごとに旨みがあふれ出てきます。夏はビールのお供に。冬は熱燗と一緒に。酒の肴にピッタリです。

漁師の勘と経験が生きる伝統漁法

四万十川の川海老漁は、筒を使った「ころばし漁」や、小枝などの柴を束ねて仕掛ける「柴漬け漁」で行われます。「柴漬け漁」は、ある程度深さのある河口近くで行われ、長さ1mほどの葉のついた柴の枝や笹の束を一昼夜以上川に沈めておくと、ウナギや川海老が格好の隠れ家だと思ってこの中にもぐり込みます。そこで、獲物がこぼれないように慎重に柴を水際まで上げ、たも網をあてがって揺すると獲物が落ちてくるという仕組みです。川海老(手長エビ)は夜行性なので、その習慣を上手く利用した伝統漁法が四万十川では今でも残っています。

川海老のおススメ料理法

● 川海老の唐揚げ

川海老は水洗いし、よく水気を拭き取り、紹興酒をからめて5分おきます。川海老の汁気を軽く押さえ、片栗粉をまぶし、170℃の油に入れてサクッと揚げます。油切りをして塩を振りかけ、揚げたてをいただきましょう。レモンを添えるとさっぱりと食べられます。

● 川海老と野菜の煮物

夏場食欲のないときなどは、キュウリやナスなど旬の野菜をエビと一緒に煮物にし、栄養補給をしましょう。小型の川海老に片栗粉を入れてトロミをつけ、野菜と一緒に煮込みます。冷まして食べると一段と味がしみ込み、おいしくいただけます。

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