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高知ならではの貝の名前が面白い 土佐の貝類

土佐の貝類イメージ



カラフルな見た目も人気
「長太郎貝」

●旬の時期 / 春~夏
●主な産地 / 香南市、中土佐町、黒潮町、土佐清水市

ホタテ貝の仲間で一般的には「緋扇貝(ひおうぎがい)」と呼ばれていますが、高知では「長太郎貝」という呼び名で親しまれています。その由来はこの貝を見つけた漁師さんの名前「長太郎」にちなんでいるのだとか。海からあがったばかりの長太郎貝は、表面に海草や別の貝がくっついていますが、それらを取り除くととても綺麗いな色が現れます。しかも一色だけではなくオレンジ、赤、紫ととってもカラフル!自然とこんな色になるなんて不思議ですね。

そして、見た目だけではありません。お刺身にして食べると貝柱はコリコリとした心地良い食感があり、とろけるような甘みを楽しませてくれます。シンプルに醤油をたらして網焼きにしても、旨みがギュッと凝縮されて美味。他にも、マヨネーズやホワイトソースとあわせてオーブン焼きにし、洋風に味わってみるのもおススメです。

柔らかな食感にうっとりする
「ながれこ」

●旬の時期 / 春~夏
●主な産地 / 室戸市

アワビの仲間で一般的には「常節(とこぶし)」と呼ばれていますが、高知では「ながれこ」と呼んでいます。岩の表面を這いながら動くのですが、それが流れるようにすいすいと動くことからこの名前が付けられたそうです。小さな貝なので、殻ごと酒、醤油、みりん、砂糖などで煮付けたり、そのまま網焼きにしたりしても美味しいです。土鍋に塩を敷き詰めて、その上にながれこを置き、蓋をして蒸し焼きにする楽しみ方もあります。食感が柔らかく、酒の肴にも合う、旨みがある味わいです。

小さな刀が特徴的
「ちゃんばら貝」

●旬の時期 / 春~夏
●主な産地 / 黒潮町、土佐清水市、宿毛市

巻貝の仲間で一般的には「まがき貝」と呼ばれていますが、貝の蓋の役目となる部分が先のとがった刀のような形をしており、それを振り回しているように見えることから「ちゃんばら貝」と名付けられたそうです。食べ方は酒、醤油、みりん、砂糖などで煮付けるのがおススメ。濃厚なワタの風味とクニクニした身の食感がクセになる、こちらも酒の肴にぴったりの逸品です。

酒の席が大好きな高知県民にとって「ちゃんばら貝」は、コミュニケーションツールの一つでもあります。美味しいワタまで食べるためには、爪楊枝を貝に差しこみクルリと回しながら取り出すのがコツ。そして、食べるときには刀の部分を指でつまんでいただくのがお約束。このコツとお約束を、先輩が後輩に教えながらワイワイと盛り上がるのです。高知の宴席名物・皿鉢料理にちゃんばら貝が欠かせないのも、こうした理由があるからかもしれません。

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