四国・高知、清流仁淀川のほとりにある「土佐和紙 井上手漉き工房」。
私たちは百年以上続く家業を受け継ぎ、土佐楮と自然の水を使い、昔ながらの手漉き製法で和紙をつくり続けています。
和紙は、ただの紙ではありません。
楮を蒸し、皮をはいで、叩き、繊維をほぐし、水の中でゆっくりと重ねていく。その工程は、自然と向き合い、自分自身と向き合う時間でもあります。繊維が絡み合い、支え合って一枚の紙になるように、人もまた誰かと重なりながら生きているのだと、和紙は教えてくれます。
私たちが目指しているのは、和紙を「特別な伝統工芸品」として閉じ込めることではなく、日々の暮らしの中にひらくこと。ポストカードや灯り、香りを楽しむ香紙灯など、現代の生活に寄り添う和紙雑貨を提案しています。
また、国内外の方に向けた和紙づくり体験も行っています。水に触れ、繊維をすくい、自分の手で一枚を漉く体験は、きっと心に残る時間になるはずです。
自然から生まれ、自然へと還る素材。
手放し、重ね、また生まれなおす。
和紙の循環のように、人の暮らしにもやさしい循環を。
その他の「仁淀川エリア」のつくる人