高知特集-完全天日塩・海一粒
企業組合ソルトビー
店頭で「海一粒」を試食して購入されたお客様が、しばらくして再び来店され、「おたくで買ったのを使ったら、今までの他の塩が使えなくなった。料理の味が違うのよ。」とおっしゃっていました。自然塩は健康にもいい。身体にいいものは味もいい、ということなのでしょうね。(コウチ・マーケット平永店長))
こんにちは、無類のお塩好き、くろしおくんです♪くろしおくんもよく料理をするんだけど、料理ってけっこうお塩で変わるよね!そこで、今回の高知特集は、コウチ・マーケットで大人気の「完全天日塩・海一粒」を追い求めて高知県佐賀町にやってきたよ。ここ佐賀町では20年前から完全天日塩づくりが行われているよ。
訪問したのは、企業組合ソルトビーさん。今回は、どんな風に自然の力を利用して手作り天日塩を作っているのか案内してもらったよ。ではでは、海水が一粒のお塩に凝縮されていく物語のはじまりで~す。まずは、海水がかん水(濃い海水)になるまで!
原材料は太平洋の海水100%!
目の前に広がる海からポンプで海水を汲みあげるよ。でも、使える海水は晴れの日が続いた時の満潮時の海水だけ!雨の後は海水が濁るから使っちゃダメ。ちなみに海水の濃度は約3.5%。
海水から「かん水」ができる!
ド~~ン! これが、ネット式採かん装置。
この装置の上から海水をネットに伝え流すんだよ。
汲み上げた海水を「ネット式採かん装置」を使って「かん水」にしていくよ!
ネット式採かん装置には、何枚ものネットが張られていて、下までネットを伝い流れた海水は、タンクに戻ってまた上へ。こうやって循環させていく間に、風力と太陽熱とで水分が少しずつ蒸発して、塩分濃度の高い「かん水」になっていくんだよ。かん水の塩分濃度は約18%。海水の5倍くらいだね。
結晶ができる!
かん水ができるまで、わかったかな!?じゃあ次は、塩分濃度が高くなったかん水からお塩とにがりが出来るまで!
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1 濃度が濃くなったかん水は、ハウスへ入れるよ。 |
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2 ハウスの中には、シートを敷いた、たくさんの木箱が並んでいるよ。この木箱にかん水を入れて結晶の時を待つんだ。 |
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3 毎日かく拌して、ミネラルバランスを整えるよ。これが、おいしさのヒミツなんだね。 |
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4 濃度約20%で塩の結晶が出始めるよ。夏は1~2週間、冬は1~2ヶ月もかかるんだって!あらかた結晶が出来上がったら、脱水して、塩と天然にがりに分けま~す。 |
「海一粒」ができる!
出来たお塩は、全部ゴミとりするよ。とっても大変な手作業だね!
お塩を袋に詰めて、シールを貼ります。
こうして、塩とにがりの出来上がり。
完全天日塩の魅力、分かってもらえたかな~。風に吹かれ、太陽に照らされ、火を使わず、ゆっくりじっくり、一粒一粒の塩の結晶に海が濃縮されてゆくストーリーに、くろしおくんは、とても魅了されちゃいました♪
生産者情報

企業組合ソルトビー
- 住所:高知県佐賀町
- 電話:0880-55-2040