幻のカラーピアーマン土佐レッドを追え!/陽農園
陽農園 門脇孝行さん
こんにちは!無類のピーマン好き、くろしおくんです♪8割減農薬カラーピーマン『土佐レッド』を追い求めて高知県南国市にやってきたよ。つくるのに高い技術が必要なので、高知県内でも数人しか栽培していない、まさに幻のピーマンって感じ!
訪問先は陽(ヒカリ)農園の門脇孝行さんのハウス。ピーマンは湿度を高く保持しなくちゃいけないんですって!どうりでハウスの中がムシムシするわけだ~!
門脇さん、土佐レッドの栽培スケジュールはどうなっているんですか?
門脇 通常は8月頃に種まき、9月頃に苗を植えて、12月~8月頃まで収穫できるようになっていますよ。今、別のハウスでは、今年の3月に植えているものがあって、6~11月まで収穫できるようになっています。年中皆さんに届けられるようにしていますよ。
9月に植えたものは、まだ色は緑色が強く青ピーマンに似ています。
「土佐レッド」にはどんな特徴があるんですか?
門脇 まず、食味がいいことが特徴ですね。高い糖度とほどよい酸味、皮が薄く生で食べると「パリパリ」という食感です。フルーツのようなピーマンと言っていますが、苦みがないので子どもさんでも気にせず食べられます。過去には糖度13度を記録したこともありましたよ。糖度13度といえばメロンに近いですね。
うひゃ~!そんなに甘いピーマンなら、いっぱい食べられますね~!---ということで、収穫時期より少し早いけど、無理言って食べさせてもらいました。でもこれが、すっごく甘くて、ピーマンの概念がくろしおくんの中でひっくり返っちゃいました!
これが「土佐レッド」だ!収穫の時期には、朱色に染まります。
門脇 生で食べてもらうと土佐レッドのおいしさが一番分かってもらえます。私もいろいろ試しましたけどね、天ぷらもおいしかったですよ。
天ぷらですか!?甘~いピーマンの天ぷらってちょっと試してみたいなぁ~。ところで、8割減農薬というのはどういうことですか?
高知県の減農薬認証のための農薬使用基準。
門脇 高知県の8割減農薬認証を受けていまして、通常の農薬使用は11ヶ月で50回のというものです。私は、12ヶ月で4~5回の使用に抑えています。むしろ農薬以外での害虫対策に力を入れていて、土づくりをしっかりする、害虫を食べる天敵を入れる、防虫ネットで侵入を防ぐなどの方法を組み合わせています。過去には害虫に全滅させられたこともありましたけど、試行錯誤の末、今の方法でやっています。
なんと、高知県の8割減農薬認証基準を大幅にクリアして栽培してるんですね!では、この土佐レッドを扱っている東京の市場ではどんな評判なんでしょうか?東京青果個性園芸事業部さんに聞いてみました。
門脇さんのところの土佐レッドは、減農薬栽培ですから人気があります。味も、全国を探しても、土佐レッドのような特徴を持つピーマンはないと思いますよ。市場でも固定客がしっかりついて評判もよいです。(東京青果個性園芸事業部)
とのご回答。市場の人も注目する門脇さんが手間暇かけてつくったピーマン「土佐レッド」。
生産者情報

陽農園 門脇孝行さん
- 住所:高知県南国市
- 電話:088-864-4306