高知の生産者紹介

土佐鯛工房

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土佐鯛工房-土佐の生産者

土佐鯛工房

海援鯛

お腹ぼってり、鯛らしくない色、薬臭い・・・良い養殖鯛の話を聞くことはあまりありませんが、最近、高知県内の旅館、居酒屋から問い合わせが相次いでいる鯛があります。その鯛は、全国的に事例が少ない無投薬により育てられた海援鯛。今回は、育ての親である土佐鯛工房のメンバーをご紹介します。

養殖の鯛は美味くないというイメージを変えたい!

県内第2位のマダイ生産量を誇る高知県須崎市。土佐鯛工房は、今までの養殖鯛の悪いイメージの部分を払拭し、須崎市浦ノ内湾で、「これが高知の養殖鯛だ!」と胸を張って言える鯛を育て、出荷することを通じて、食卓や宴の場に貢献するため、平成15年9月に立ち上がった、若手からベテランまで総勢10名の生産者グループです。※H15年農林水産省資料。高知県のマダイ養殖における全国シェアは約8%

海援鯛は、全国的に事例が少ない無投薬による養殖鯛です。

健康美あふれるこの抜群のプロポーションとステキな尾びれ!!照れてるわけでもないのに、惚れ惚れするきれいな赤色ボディ!

(左)他県養殖鯛の内臓。白い部分が無駄な脂肪。
(右)海援鯛の内臓。沢山エサを食べれば肥満状態になるのは鯛も人も同じ。適量のエサでゆっくり成長させることにより、無駄な脂肪を抑えることで旨みが凝縮される。

海援鯛は、土佐鯛工房が研究を重ねて生み出したブランド鯛です。従来の養殖鯛と異なる点は、大きく3点あります。稚魚導入より出荷まで無投薬で育てていること
無投薬で飼育するために、生産現場が確認できる地元で育った健康な稚魚を育てています。 また、飼料メーカーと取り組んで製造した、海援鯛用の特別なエサを使うこと、季節に応じた栄養たっぷりの飼料を適正量与えること、 定期的に鯛の健康診断を行うことなどにより、無投薬での飼育を実現させています。独自の厳しい出荷基準を定めていること
育てた全ての鯛が海援鯛として出荷されるわけではありません。 海援鯛として出荷されるには、色、容姿、肉質などを計器と目で確認し、厳しい基準値をクリアする必要があります。さらに、漁師自身が試食して味や歯ごたえなどを確認します。 平成16年度の飼育数は約12万尾ですが、海援鯛として出荷できたのは、その約4割にあたる約4万8千尾だけでした。出荷中の鯛の育成履歴を公開できること
育成履歴には、飼料の種類、飼育環境、成長状況等を細かく記録しており、出荷中の海援鯛については、土佐鯛工房WEBサイトで閲覧できるようになっています。

県内外で拡がりつつある海援鯛人気

海援鯛を世に送り出して2年。県内外の旅館や居酒屋での取り扱いや問い合わせも増えてきています。 また、市場を通じて流通することが通常ですが、県内の量販店では頻繁に試食販売を開催しており、1日に250尾が売れたこともあるとか。 海援鯛によって、養殖鯛のイメージが変わる時も近いかもしれませんね。

生産者情報

土佐鯛工房

  • 住所: 〒785-0166 高知県須崎市浦ノ内塩間49-2

http://www.kaien-tai.com/

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