土佐の木工品。職人の熟練の技が冴える「森の芸術作品」

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土佐の木工品。職人の熟練の技が冴える「森の芸術作品」

その他 2017.04.01

土佐の木工品。職人の熟練の技が冴える「森の芸術作品」

森林豊かな高知

高知の森林木材森林面積が県土の80%以上を占める日本一の森林県。この環境下で暮らす高知県人は、山の機嫌を伺い、海を育み、大地を守ってきました。山を守ることは、ただ木を伐採しなければ良いということではありません。木の特性を知り、間伐を行うことで、山は荒れることなく継続していきます。そして健康な山から、家や家具になる丈夫な木が育まれます。その工程で生まれる間伐材は、捨てられることなく新しい息吹を与えられ木工製品として生まれ変わります。
これらはエコロジカルという枠を超え、温かみを与えるとともに、しなやかな曲線と生命力を感じる森の芸術作品です。

日本一の森林どころ発、個性溢れる木工製品

木工製品木工製品木工製品全国に植林される杉。これを特産と呼べる理由は、一重に高知の山で暮らす人々のアイディアの素晴らしさ。新しい生命を吹き込み生まれた木工品は、高知発世界基準として注目の的です。その代表格は、馬路村の魚梁瀬杉の間伐材を利用した製品。うちわやお皿、バッグや座布団など、木が持つ安らぎを武器に続々とヒット商品を発表しています。
また、FSC認証(※1)の森を有する梼原町では、バイオマスの活用に力を注ぎ、嶺北地方では、木材の魅力を山から知る新しい木工建築の在り方を問う取り組みが行われています。交通の不便な山ながらインターネットなどの活用でその展開は無限大。今後の飛躍が楽しみな分野です。
※1)FSCとは Forest Stewardship Council(森林管理協議会)の略称。

その土地ならではの竹を生かしたユニーク商品

竹細工高知県には、日本人に大変馴染み深い竹を使った商品も多数あります。私たちの故郷では、竹筒に酒を入れ、熱燗にして楽しんだり、竹筒に米を蒸して味わったり、竹は古くから生活に密着した便利なツールでした。
また、高知県須崎市のみに生息する虎斑竹を使った商品も注目されています。カゴやすのこ、草履など独特の模様が浮かぶこの竹を使った様々な製品が誕生しています。しなやかな竹の特徴を生かし地域性、創造性際立つ商品は、癒しを求める現代人の心を捉えているのでしょう。

その他カテゴリの特産品

土佐の木工品。職人の熟練の技が冴える「森の芸術作品」

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高知の歴史と自然が紡ぎ出した工芸品。土佐和紙

その他イチオシ 2017.04.01
千年以上の歴史と技術を引き継ぐ土佐和紙 やさしい手ざわりとあたたかな風合いの和紙。高知にも“土佐和紙”と呼ばれる手すき和紙の伝統が古くから受け継がれています。 その歴史は、さかのぼること約1000年前。平安時代に編纂された「延喜式」に献上品として土佐和紙の名が出ていることから、その当時から和紙がつくられていたと考えられます。 仁淀川をはじめとした豊かな清流のもと、楮(こうぞ)、三椏(みつまた)などの原料の生産や抄紙技術とともに発展し、土佐の主要な特産品としてその歴史を刻んできました。 明治...

高知の伝統工芸品。土佐珊瑚・土佐打刃物・土佐和紙・木材

その他 2017.04.01
今に息づく 土佐の技 土佐の伝統工芸品を支えているのは、匠たちの技です。優れた自然素材を巧みな技で仕上げ、県内外で、世界で、高い評価を得ています。先人たちが培ってきた匠の技は、脈々と受け継がれ、さらには、新しい創意、工夫も加えられ、高知を代表する特産品として多くの人に愛されています。 恵まれた自然素材 高知の伝統工芸の数々は、豊かな自然と風土とともに育まれてきました。清流と豊富な原料に恵まれ、1000年以上前から受け継がれてきた「土佐和紙」。温暖多雨な気候が生み出した「杉材」などの木材。そ...

土佐打刃物。土佐の刃物は折れず、曲がらず!これぞ職人の魂

その他 2017.04.01
土佐打刃物とは 全国屈指の温暖多雨地で良木に恵まれ林業が栄えていた高知県。同時に伐採に必要な打刃物も長い歴史を誇っています。 鎌倉時代後期には、大和の国から移住した五郎左衛門吉光派が室町末期まで繁栄。戦国乱世の中、武具刀剣などの需要に応えていました。天正18年(1590)、土佐一国を総地検した長宗我部地検張には、399軒の鍛冶屋がいたと記されています。江戸時代には、土佐藩による森林資源確保や新田開発政策が遂行され、打刃物の生産量と品質は向上し隆盛期を迎えます。 現在、江戸時代の技術を継承し...

深海からの贈り物。室戸海洋深層水

その他イチオシ 2017.04.01
深海からの贈り物 室戸海洋深層水 海洋深層水とは、深海すなわち陸棚外縁部より深いところ、およそ水深200メートル以深にある海水のことです。 室戸沖で海洋深層水をくみ上げることができるのは、室戸独特の地形があってこそ。室戸岬沖には穏やかな大陸棚がほとんどなく、陸地に近いところから深海まで急激に落ち込んでいます。この急角度の崖に沿って、深層から「湧昇流」といわれる海流が昇ってきます。このため、本来なら1000mもの深い海をめぐる流れを、水深300m余りの地点でキャッチすることができるのです。...