高知の食肉。土佐のあかうし・土佐ジロー・はちきん地鶏
畜産物 2017.04.01
高知のみで歴史を重ねた幻の和牛「土佐あかうし」
褐毛和種は高知県と熊本県で主に飼養されており、特に土佐あかうし(土佐褐毛牛)は高知県のみで改良が重ねられました。高知の自然や放牧環境に適した和牛で、牛肉本来のうまみを持つ赤身が自慢。きめ細かな赤身にほどよい小サシ(脂肪)が入り、あきのこないおいしさです。特に嶺北地方で飼育された土佐あかうしは嶺北牛としても流通しています。
豊かな自然が残る産地で手塩にかけて飼育
細かな霜降りが見事な肉質の黒毛和牛は、「土佐和牛」というブランドとして出荷されており、そのなかで大川村の大川黒牛や四万十町窪川を中心に飼育されている土佐和牛(黒毛和種)が知られています。和牛は一頭一頭育てるのに大変な手間がかかり大量生産ができませんが、極上の味わいです。
四万十地域では豚の生産も盛んで、独自のエサでやわらかく、うまみが乗った四万十ポークが作られています。
高知で誕生した土佐ジロー、土佐はちきん地鶏
卵も肉もうまみ濃い土佐ジローは土佐地鶏とロードアイランドレッドの交配種。土佐はちきん地鶏はクキンシャモと白色プリマスロックから生まれた新品種。雑味がなく、スープまで絶品と評判です。どちらも高知県が開発した自慢の地鶏です。
シャモは高知に昔から伝わる地鶏。いの町の山間部、旧・本川村ではキジの養殖が行なわれています。