高知の名物スイーツ「芋ケンピ」
高知では馴染みのお菓子。誰もが幼いころからおやつとして食べてきた懐かしい味です。サツマイモを油で揚げ、砂糖蜜をからめただけ。この素朴なお菓子を高知では「芋ケンピ」と呼んでいます。ルーツは古く、江戸時代中期といわれています。薩摩から土佐に伝えられたサツマイモは丈夫なうえ、台風などの被害を受けにくく、盛んに栽培されるようになりました。土佐の気候風土にマッチし、豊かな収穫をもたらすサツマイモを貴重な油で揚げた菓子は、その昔ハレの日の食べ物として大切に供されたということです。